来年春の入社希望者を対象にした企業の説明会が本格化しています。どこよりも早くいい
人材を確保したい―企業の採用方法に大きな変化が起きています。
来年春、１万人を採用予定の大手スーパーのイオングループ。2月8日朝に東京で行われ
たグループ合同説明会には学生ら３０００人が集まりました。
ブースから聞こえてきたのは中国語。留学生が外国出身のイオン社員に就職相談出来る
といいます。 「自分の国の言葉で交流して心が身近になる」（中国人留学生）
「いつか自分の国に帰ったら、イオンモールみたいな商売興したい」（ガーナ人留学生）
イオンはこの春入社する大卒クラスの新入社員３０００人について実に１０００人をアジア
の現地法人で採用するなど、海外の比重は高まる一方です。
http://www.aeon.info/news/2011_2/pdf/120202R_1.pdf
さらに採用の枠を広げ、より早く優秀な人材を確保しようと動いたのがユニクロです。
来年春から一年を通した「通年採用」を実施。国籍も新卒・中途も問わず、何と大学１、
２年生でも応募が可能になります。大学生には、「ユニクロパスポート」という、３年間の
有効期間中、いつでも最終面接を受けることができるパスポートが発行されます。
http://www.fastretailing.com/employment/ja_jp/local/jp/graduate/
ソニーは採用対象を拡大、既卒3年以内もエントリー可、職務経験のある第二新卒層も
対象にするというものです。選考方法、コースも多様化し、服装も自由というものです。
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/Jobs/newgrads/concept/index.html
企業の採用時期や方法の多様化は今後さらに加速しそうです。