就活生のみなさん、「内定ブルー」をご存知ですか???
内定ブルーとは、内定が出た後に「本当のこの会社でよかったのかなぁ・・・」と
憂鬱な気持ちになる症状のことを言います。
結婚前に「本当にこの人と結婚してもいいのかしら・・・」と憂鬱になる「マリッジブルー」と
非常によく似た感じです。
やはり結婚と就職って共通点がたくさんありますね・・・
それはさておき、この内定ブルーには早い時期に内定をゲットした学生さんや、
特に苦労もなくあっという間に内定をゲットされた学生さん陥りやすい傾向があります。
最近では就活生の3分の1が内定ブルーにかかってしまうと言われています。
就職エージェント九州の登録者の学生さんの中にも内定ブルー内定者が毎年たくさん現れます。
昨日も卒業式を済ませてしまった学生さんからの内定ブルーの相談が来ました。
卒業後・・・これはえらいこっちゃです。
なぜならその学生さんは、内定を辞退してしまったら「第2新卒」として
さらに厳しい就職活動戦争を乗り切らないといけないからです。
新卒学生と、第二新卒学生では内定獲得の難易度がかなり変わります・・・。
政府は卒業後3年以内の若者は全て新卒として扱うように・・・と薦めてはいますが、
日経新聞の調査によると、それで採用された既卒学生の割合は全体のわずか8%しかいなかったそうです。
有効求人倍率が1.6倍ある現在の新卒の就職活動でもうまくいかなかったのに
0.08倍だなんて・・・かなり厳しい戦いになるでしょう。
それでは念願の内定をゲットしたのに、どうして学生は内定ブルーに陥ってしまうのでしょう・・・???
「自分は内定ブルーになんかならないぞ!」と余裕で読んでいる13卒の皆様、明日はわが身ですよ!!
それでは、なぜ内定ブルーにかかるのでしょうか・・・???
まず第一に、就職活動をしていた際の自己分析不足が大きな原因です。
「どうしてこの会社を受けるのか・・・?」その軸を自分自身の生い立ちや性格ときちんとマッチさせて
自分自身に納得させないままに企業の決めた選考スケジュールに乗っかってしまうケースです。
あれよあれよという間に選考が進み、気がつけば内定が出てしまい、承諾期限が来てしまう。
「とりあえず、上場企業だし・・・。」「とりあえず内定ほしいし・・・」とそんな気持ちで内定承諾をして
就職活動から開放された嬉しさでしばらく自由に遊び、夏休みが過ぎ、秋が来る頃に
「本当にこれでよかったのだろうか・・・。もっといい会社があるのでは・・・?自分はちゃんと社会人としてやっていけるのか・・・?」
と憂鬱な気持ちが始まるのです。
一度沸いた憂鬱な気持ちはどんどん膨らみます。
多くはマイナスな想像ばかりが広がり、被害妄想気味になってしまうことも・・・。
就職エージェント九州にやってくる多くの内定ブルー学生は、被害妄想気味になっています。
じゃあ、内定ブルーを防ぐためにどうしたらよいのか???
①自己分析を徹底的に行う。
②受けている最中も企業研究、業界研究を怠らない
③OB訪問を行い、自分が社会人としてその会社で働いている姿をイメージし、
被害妄想をしなくてよいように、現場のリアルな話を聞く
④「完璧な会社や100%満足できる会社はない」と理解する
この4つを心がけるようにしてみてください。
そして一番大切なのは、内定ブルーになったとき、自分ひとりで抱え込まないで下さい。
できるだけ多くの大人に相談してください。
「社会ってそんなもんだよ」と被害妄想を笑い飛ばしてもらいましょう。
一人で抱え込んでしまって、どんどん被害妄想を広げて
取り返しのつかない「内定辞退」の連絡をしてしまってからでは遅いですよ・・・!